太陽の塔
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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失恋経験のあるひとなら、そしてその経験をのりこえたひとなら面白くよめるはず。若者の恋愛と失恋ってこっぱずかしい。この本、ハタチそこそこの若造より、30前後の読者の方が楽しめると思う。若すぎるとなまなましいかも。
とにかく主人公の友人たちが個性的すぎる。というか、濃すぎる。こんなやつおらんやろ!とつっこみたい。けど、京大にはいそう。たぶん、いる。
自分がふられたこと、未練をみとめない主人公が、彼女のことを考え、だんだん理解していく。そして彼女のインナーワールドの太陽の塔で再会するんだけど、その先がかかれていない。私はハッピーエンドだと信じてますが。