トム・ハンクス論

昨夜、テレビでグリーンマイルやってたの、観た?しんきくさいよねー。楽しい映画ではないよ。冤罪の映画だ。ということは、死刑反対映画だ。と飛躍するわたくし。
それはさておき、トム・ハンクスは演技うまいね。さすがアカデミー主演男優賞何度もノミネートされてるだけあります。実に説得力がある。みようによってはSF映画です。超常現象が現実に負けた話です。でも、トム・ハンクスだから現実味があるのです。なぜか。それははっきりいってしまえば、彼が美男でないからではないでしょう。もし、トム・クルーズ(トムちがいで)だったなら、もし、キアヌだったなら、この映画はちがうものになっていたはず。まず、冤罪をみすごせない。なんとかジョンを助ける。そして、グリーンマイルはヒーロー映画になってしまう。マトリックスのネオがトム・ハンクスだったなら、マトリックスはこんなにヒットしなかったであろう。なんだか、所帯じみてしまう、というかファンタジーでなくなってしまうような気がする。
とにかく、トム・ハンクスは美男でない、ということに価値があるとおもいます。今調べて分かったんだけど、スプラッシュってトム.ハンクスだったんだ!