ルパン Arsene Lupin

espanol_yoko2006-07-10

http://www.arsene-lupin.jp/
お衣装などがたいへん美しいです。王妃の首飾りや、妖婦(というのか)ジョセフィーヌ(吹替え声がフジコちゃんだった。)もきれいです。ジョセフィーヌさん、出るたびに衣装がちがうし!
なんかねー、微妙ですねぇ。『不夜城』の金城くんみたいなルパンだった。わかるかな?顔が若いのにあのヒゲがなあ。フランス男のきざっぷりというか、歯の浮くような台詞が・・・。

ジョセフィーヌ(魔女??)の女優さんがあやしく美しいです。例えて言うなら、杉本彩をもうちょっと老けさせたかんじ。完熟のいろけむんむん。あまりのラストに「ええ〜、これではおわれへんやん!』とつっこんだのだが・・・
一晩明けてよーく反芻すると、フランスらしい(?)男と女の映画ですね。ルパンとジョの関係が、財宝をめぐるかけひきなのか、どこからが愛情なのか。最初はルパンのほうが惚れてたんだけど、だんだんジョのほうが遊びから本気になっていくんだよね。それが、ルパンはちゃっかり別の恋人がいると知ってからがもう、女の怖さ満開。二人とも自信満々というかうぬぼれすぎ。こんなやつら、日本人にはありえへん。
不老不死らしい(?)ジョセフィーヌという女性が、女のいろんなエッセンスがいっぱいにつめこまれた存在なのかな。外見は美人でいろっぽく、男のロマンス。でも中身は小悪魔ちゃん。欲しい物は我慢しない、ずるくて、残酷で、愛情はあるけど裏切りはゆるさへん!という。

これは点数つけるの、むずかしい。微妙だけど、個人的には好きかも。80点。