NHK地球ドラマチック

NHK教育を見る、アカデミックなわたくし。なぜ、ネアンデルタール人は滅びたのかに迫りました。(6月22日放送分)イギリスの教育番組の吹替えです。人類学者や、狩猟の達人(なんだソレ??)、骨格から筋肉を復元するプロとかが謎にせまるのです。通説では、「ネアンデルタール人より優れた種である我々の祖先と戦って敗れ、ほろびた」らしいんですが。ヨーロッパ人とアジア人の祖先っておなじなの?そのへんからつまずく無知な私。まあ、いいや。
実験はコドモでもわかりやすーく映像豊富。まず、いろいろな個体からよせあつめたネアンデルさんの骨で完全骨格をつくります。それだけでプロには足が短いとか、腕がめちゃくちゃ筋肉質だとか、ずんぐり型で走るのは苦手だとかわかるわけ!そして研究チームは、「ネアンデルさんたちは氷河期を生き抜いた種だから、寒さには強かったはず!」という仮説をたてます。仮説は実験して証明せねばなりませぬ。コドモでもわかるように。
ます、ネアンデルさんタイプのずんぐりの男性(仮にトムさん)と、「我々の祖先」タイプの長身ほっそり男性(仮にフレッドさん)を用意します。番組スタッフでしょうか?パンツ一丁にされた二人は体中に体温感知装置をつけられて、氷風呂につけられるのです!なんとわかりやすい!まるで一本釣りされたマグロを保存するように!そのまま体温をチェックしつづけるのですが、トムさんはまだまだいけそうなのに、フレッドさんがかなりやばそうになり、25分で実験終了しました。ずんぐりのトムさんは寒さに強い!つまりネアンデルさんは寒さには強かった!いやー、二人とも風邪ひかなかったんかなあ。フレッドさんは入院しなくてすんだんやろか−。
ちなみに狩猟のプロは、さきっちょに石器をつけた槍をふりまわす役。来週が楽しみです。来月のシリーズもおもしろそう!